韓国で5年ぶりに政権交代 韓国大統領選 選挙結果

G PoulsenによるPixabayからの画像

 韓国で5年ぶりに政権交代が起きた。

 3月9日に投開票された韓国大統領選挙では、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補(61)が、左派系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補(57)をわずかに破り、当選を果たす。

 尹氏は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の任期満了に伴い、5月10日に就任。韓国の大統領の任期は5年で、再任はない。このことにより、韓国では5年ぶりに左派から保守への政権交代が起こることとなる。

 中央選挙管理委員会の集計(開票率100%)では、尹氏の得票率は48.56%、李氏は47.83%と、その差はわずか0.73ポイントであった。

 1987年に民主化されて以降、最も僅差の戦いであった97年の金大中大統領をしのぐ、激しい戦いとなった。

 投票率は、新型コロナウイルスの感染が拡大しているにもかかわらず、前回2017年とほぼ同じの77.1%に達す。

 世論調査により政権交代を望む声が過半数を達し、尹氏は選挙戦の終盤で中道野党の「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表との一本化に成功、李氏の追い上げをかわす形となった

激戦の末

 得票率で0.73%、27万7077票差という大接戦となった、今回の大統領選挙。実際、投票終了後の主要なメディアの出口調査の段階でも、メディア別で勝敗予測が分かれる展開となっていた。

 午後8時ごろから開票作業が始まり、まずリードしたのは与党候補の李氏。ただ、組織票が反映されやすい事前投票分のものであり、労働組合などを支持基盤に持つ李氏が票をまず、積み上げていた。