【ブックレビュー】「成熟する江戸 日本の歴史17」講談社学術文庫、吉田 伸之、2009年

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PennyによるPixabayからの画像

 「成熟」というテーマを中心に、江戸時代の多層的な変化をフィーチャー。江戸時代は「鎖国」という言葉に代表されるように閉鎖的なイメージを抱かれがちであるが、本書はむしろその内部のダイナミックな発展に焦点を当てる。

 都市と農村の関係、経済の自律性、文化の多様性を詳しく描かれ、江戸社会が単なる「停滞の時代」ではなく、新しい価値観や秩序を生み出す「創造的な時代」であったことを示す。

 そのような創造の時代が、明治維新の上からの「なんちゃって革命」によって終わりをつげ、日本人は劣等民族となってしまった。

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