メジャーリーグ エンゼルス・大谷翔平選手のトレード問題で考える 誰のためにトレードがあるのか 問題はフリーエージェントでも 問われる選手の権利意識

スポーツ
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RalphによるPixabayからの画像

 去就問題が注目を集めたエンゼルスの大谷翔平選手(28)のシーズン途中のトレードの可能性が、2日(日本時間3日)をもって、事実上、消滅した。

 MLBネットワークのジョン・モロシ記者は、

 メジャーの複数球団がエンゼルスにトレード交渉を持ちかけているが、エンゼルス側は8月2日(同3日)の今季トレード期限前に移籍させる考えはない。

奥田秀樹、18月6日

とツイートする。

 エンゼルスのオーナーは、広告業で成功したメキシコ系のモレノ氏。ただ、エンゼルスは2002年に球団初のワールドシリーズ優勝に輝くも、翌2003年にモレノ氏が球団を買収して以降、世界一には届いていない。

 しかも、エンゼルスは大谷以外にも、現在のメジャーリーグおいて知名度ナンバー1ともいわれるトラウトをはじめ、過去にもプホルス(現在はカージナルスに所属)といった大型の選手の補強も行ってきたものの、チームの勝利には結びついていないのが現状だ。

 また、オーナーの経営方針自体、勝つための投資というよりも集客やビジネス面に注視しているとも。実際に大谷が球場広告など莫大なスポンサー収入が見込めるために、放出には難色を示しているという。

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トレードとは


 スポーツにおいてトレードとはチーム間同士で選手を交換、あるいは選手と金銭で交換することをいう2。選手と金銭とが交換される場合は、「金銭トレード」という。

 トレードは、基本的にトレードを実施するチーム同士が合意にいたれば実施され、そこに選手の意思が入り込む余地はない。スター選手が関係するトレードは「大型トレード」と呼ばれる。

 またメジャーリーグなどの場合、選手の実績や将来性によっては、1人対1人のトレードではく、1人対3人など複数の選手とのトレードが行われることもある。

 プロ野球やメジャーリーグに限らず、基本的に選手のトレードが行われる理由は、選手の”飼い殺し”防ぐためだ。

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