【有料記事】岸田首相、防衛増税前の「解散」発言が波紋 萩生田氏の口車に乗せられて? 自らの首を絞めるのか

政治
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Mohamed HassanによるPixabayからの画像

 岸田文雄首相は12月28日、共同通信などのインタビューに応じ、防衛費増額にともなう増税を開始する前の衆議院の解散・総選挙について「可能性はあり得る」と表明。

  ただ、日程は未定とした。

 防衛費のための増税は早ければ2024年とされており、解散時期は来年の9月の自民党総裁の任期切れによる再選のための戦略とも絡む。

  一方、この時期の首相の今回の発言について、自民党内では、「常在戦場」1への覚悟を示すことで、限りの見える首相自身への求心力を回復させたてたいとの意向も。

  発言について、首相に近い閣僚経験者は、

 「党内の引き締め、野党のけん制、増税をする考えを貫くという国民への宣言だ」

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 と解説。

  自民党の中堅議員も、

 「いつでも解散できることをアピールし、党内の緊張感を高める狙いだろう」

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 との見方を示す。

  増税について、政府は23日に閣議決定した税制改正大綱で「2024年以降の適切な時期」と幅を持たせる。衆院議員の任期満了は2025年の10月だが、同年の夏には参院選もあるため、首相発言を、

 「増税の是非について解散・総選挙で国民の信を問う」

 と解釈すれば、参院選より前、2024年までの解散を念頭に置いている可能性も。

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いつ ? 総裁選前? 衆参同日選? それとも今年のサミット後?

  それでは、「増税前の衆院選」とはいつのことを指すのか。首相は2024年9月に自民党総裁としての任期切れを迎える。さらに衆議院議員の任期満了は2025年の10月。

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