Florian PircherによるPixabayからの画像
4日、岸田文雄首相はLGBTなどの性的少数者や同性婚をめぐり、「見るのも嫌」などと発言した荒井勝喜首相秘書官(55)を更迭した。このことについて、海外メディアも反応。英BBCは、
「日本ではなお、伝統的な男女の役割や家族観が根強く、主要7カ国(G7)で唯一、同性婚を認めていない。しかし最近の世論調査では、日本人の大半が同性婚を支持しているという結果が出ている。
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近年では多くの同性カップルが、同性婚が認められていないのは違憲かつ差別的だとして、裁判を起こしている。
岸田政権はここ数カ月の間にさまざまなスキャンダルで多くの閣僚が辞任し、政権の支持率が急落している。そうした中で、荒井氏の更迭は政権にとって、またひとつ新たな打撃となった。」
と報道。
そもそも、首相は1日の衆院予算委員会で同性婚について、
「国民にとっても家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」
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と答弁しており、荒井氏の発言は、この首相答弁に起因する。荒井氏の後任には、4日付で経済産業省秘書課長の伊藤禎則氏(51)を充てた。
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問題の経緯 オフレコとオンレコ
発言は、録音や録画をせず、発言内容を実名で報じないオフレコ(オフ・ザ・レコード)の場で出た発言。