Sabine van ErpによるPixabayからの画像
2月12日、米ニューヨーク・タイムズ紙がイェール大学に在籍する経済学者・成田悠輔氏の「ABEMA Prime」での発言を取り上げ、するどく批判した。しかも成田氏の顔写真つきで、紙面にするとかなり大きなスペースを割く。
成田氏は、少子高齢社会の解決方法について、これまで数年間にわたって高齢者の
「集団自決」 「集団切腹」
といった過激な表現を繰り返してきた。
ニューヨーク・タイムズに取り上げられたのは、2021年12月17日配信の「ABEMA Prime」での以下の発言。
「僕はもう唯一の解決策は、はっきりしていると思っていて、結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないかなと。やっぱり人間って引き際が重要だと思うんですよ。別に物理的な切腹だけじゃなくてもよくて、社会的な切腹でもよくて。過去の功績を使って居座り続ける人が、いろいろなレイヤーで多すぎるっていうのがこの国の問題」(「ABEMA Prime」、当該発言は20:55から)
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ニューヨーク・タイムズが記事を公開して以降、24時間の間に、アメリカだけでなく、イギリス、東南アジア、ドイツ語圏、スペイン語圏、インドなどの世界中のメディアにも取り上げられ、SNSでも拡散する。
ニューヨーク・タイムズ紙はどう報じたか?
ニューヨーク・タイムズ紙は成田氏の発言をどのように報じたのか。ここでは、COURRiR JAPON(2023年2月7日)2が和訳した一部を抜粋する。