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自民党総裁選は、9月27日に投開票が予定されており、選挙戦は現在終盤に差し掛かっている。
今回の総裁選には、過去最多となる9人が立候補している。候補者は、高市早苗、小林鷹之、林芳正、小泉進次郎、上川陽子、加藤勝信、河野太郎、石破茂、茂木敏充の各氏だ。
現時点では、小泉進次郎氏、石破茂元幹事長、高市早苗経済安全保障担当大臣の3人が接戦を繰り広げており、いずれの候補も1回目の投票で過半数を獲得できない可能性が高く、決選投票に持ち込まれる見通しである。
国会議員票では、小泉氏が約50人、小林氏と林氏が約40人、高市氏、茂木氏、石破氏がそれぞれ30人以上の支持を固めている。党員票では、石破氏がわずかにリードしており、上位3人が全体の6割程度を占めると予想されている。
今回の総裁選は「派閥なき総裁選挙」とも称され、議員たちの投票行動と旧派閥との関係が注目を集めている。政策論争では、経済政策、外交・安全保障政策、政治とカネの問題など、多岐にわたる課題について活発な議論が展開されている。
一方で、自民党の裏金問題に対する根本的な解決は容易ではない。日本テレビの調査によれば、自民党員・党友の47%が裏金問題に関与した議員の次期国政選挙での公認に反対しており、54%がそのような議員には投票しないと回答1。
この結果は、党内からも厳しい視線が向けられていることを浮き彫りにしている。
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