発砲をめぐっては、死亡した女性が移民監視活動に関連して現場にいたとする報道もある一方、現場にいた市民らは「正当な理由なしに発砲された」と反発しており、現時点で原因や経緯をめぐる見解は分かれている1。
また、連邦機関であるICEと、移民保護に比較的寛容なミネソタ州・ミネアポリス市との間には長年にわたる政策的な緊張がある。同市周辺では地域社会の支持を背景にした移民保護派と、強化された連邦の取締り方針との対立が続いてきた。これにより、ICEへの見方についても地域内で分断された状態となっている。
1この事件は単なる治安上の偶発的な出来事ではなく、同市に根強い警察権力への不信感や、移民政策をめぐる政治的緊張といった背景が複雑に絡む状況で発生したとみるべきだ。 22020年のジョージ・フロイド事件後、ミネアポリスでは警察による武力行使に対する批判が全国的な注目を集め、治安機関全体への懐疑的な見方が続いている。
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