習近平国家主席 ”異例”の3期目へ 「政治より経済」終止符、中国も日本と同様”政治戦”へ

アジア
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FerdinandによるPixabayからの画像

 中国共産党は22日、第20回党大会を開いた。ここで、

「別格の指導者として不動の権力と権威を確立」

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として、習近平総書記への忠誠を誓う「二つの確立」を盛り込んだ党規約改正案を承認。また新たな指導部を構成する205人の中央委員を選出した。ここで習氏は中央委員に選ばれ、異例の3期目の続投が確定。

 本来ならば、最高指導部は「党大会時に68歳以上なら引退」との慣例があったが、習氏はこれを破り、続投する形に。

 習氏が3期目を狙う理由として、父である習仲勲氏を破滅させた鄧小平のへの復讐という説がある2

 習近平氏の父・習仲勲は鄧小平により1962年にすべての職を奪われて、16年間も監獄・軟禁・監視生活を強いられた。毛沢東が習仲勲を後継者の一人としたものの、しかし、鄧小平により失脚させられたという。

 そのため、習近平氏は、父の仇を討つためにも、中国共産党に何らかの”爪痕”を残さねばならないという。また、アメリカに潰されるわけにはいかないという中国の強い危機感も背景にはある。

 また、習近平氏は自分のライバルとなる人物をことごとく失脚、結果、「ロシアにプーチンの代わりは存在しない」ように、習氏の代わりもいなくなった。

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胡錦涛 退席のハプニング

 一方、前の主席である胡錦涛氏(79)の当然の退席が、注目を集めた。事件は22日の北京・人民大会堂で行われた、共産党の閉幕式。胡氏は、嫌がる素振りを見せながら、職員に促され、退席させられる。

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