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岸田文雄総理大臣は13日、内閣改造を行い、皇居での新閣僚の認証式を経て、第2次岸田第2次改造内閣が正式に発足した。
顔ぶれ
総務大臣.鈴木淳司氏
法務大臣.小泉龍司氏
外務大臣.上川陽子氏
財務大臣.鈴木俊一氏(留任)
文部科学大臣.盛山正仁氏
厚生労働大臣.武見敬三氏(参議院議員)
農林水産大臣.宮下一郎氏
経済産業大臣.西村康稔氏(留任)
国土交通大臣.斉藤鉄夫氏(公明党)(留任)
環境大臣.伊藤信太郎氏
防衛大臣.木原稔氏
官房長官.松野博一氏(留任)
デジタル大臣・デジタル行財政改革.河野太郎氏(留任)
復興大臣.土屋品子氏
国家公安委員長.松村祥史氏(参議院議員)
こども政策担当大臣.加藤鮎子氏
経済再生担当大臣・感染症危機管理.新藤義孝氏
経済安全保障担当大臣.高市早苗氏(留任)
地方創生担当大臣・万博・沖縄北方対策.自見英子氏(参議院議員)
総理大臣補佐官
石原宏高氏(国家安全保障担当、核軍縮・不拡散担当)自民党岸田派
小里泰弘氏(農山漁村地域活性化担当)自民党谷垣グループ
官房副長官
村井英樹氏(衆議院)
森屋宏氏(参議院)
栗生俊一氏(事務)(留任)
内閣法制局長官
近藤正春氏(留任)
今回の内閣改造・役員人事では、萩生田光一政調会長の官房長官への起用案が最後まであった。しかし、萩生田氏といえば、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係が問題に。
萩生田氏は、安倍晋三元首相の有力者である「5人組」に名を連ねる。一方、岸田首相は政調会長としての党内意見の集約にたけた萩生田氏の手腕を高く評価する。
もし萩生田氏を官房長官に迎え入れることができれば、官邸の強化につながり、しかも次期衆院選に向け保守層の支持が獲得できると踏んだ。
しかし、文化庁が教団の解散命令請求に向けた調査を進めるなか、首相周辺は、
「萩生田氏に新事実が出ないか」
1
恐れた。 首相が頼りにする麻生太郎副総裁も、
「野党からずっと追及される」
2
と指摘され、松野氏を留任させた。
「囲い込み」内閣 統一教会との“関係“再び
改造内閣では、岸田首相の次の党総裁選でライバルとなるであろう、茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相らを囲い込み、動きを牽制する一方、各派閥に配慮した総裁選再選シフト3 を敷いた一方、女性の積極的な登用で“刷新感“を打ち出した。