リニア中央新幹線をめぐる、静岡県知事への“ヘイト“が後を絶たない。
ジャーナリストの小林一哉氏は、「東洋経済ONLINE」上で、「静岡リニア「川勝知事」JR東海にまたも無理難題」というタイトルの記事を掲載した1。
あるいは、イトモス研究所所長の小倉健一氏は、「DIAMOND onlineで、「リニア妨害」川勝知事が議会で激ヅメ…過去に否定した“解決策”を今さら主張する自己矛盾」」とうタイトルで川藤知事を厳しく批判した2。
しかしなら、このような静岡県知事批判は的外れだ。リニア中央新幹線計画では、まずはその経済的な見通しに疑問符が付く。さらに環境に対する影響も強く懸念されている。
そのリニア中央新幹線を強く推進してきのが、「日本最後のフィクサー」3 といわれる葛西敬之氏(元JR東海名誉会長・2022年死去)だ。
葛西は、安倍・菅政権時の「フィクサー」として政界に君臨、リニア実現のために財政投融資3兆円が注ぎ込まれることになった。
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国商 最後のフィクサー葛西敬之
安倍晋三射殺で「パンドラの箱」が開き、 一気に噴出した日本政財界の闇―― その中心にいたのは、この男だった。 JR東海に君臨し続けた 「アンタッチャブルの男」にはじめて迫る。 「本書が解き明かすのは、鉄道をナショナリズムの道具とするため 権...
何が問題か?
JRというのは、日本”最恐最悪のタブー”の存在だ。あの天下の文春でさえ、手が出せない。前出の小林、小倉ごとき”JRの手先”どもなど、絶対にJRを批判できないのはお分かりだろう。