警察

本作の評価は、警察機構の胡散臭さのリアルと、現実離れしたテレビ局員の”虚構”のテレビマンのジャーナリズム精神の間の差が激しい。

｢警察の公式発表がないと、テレビは動けない｣。

本作のようなテレビの勢いはまた夢の果て？

まだ21世紀の混沌さが日本、そして世界を襲う前、あるいは日本の新聞社が世界に誇る部数を確保できていた時代に、しかしその後の日本の「失われた30年」を象徴する社会の非安定性を見事に映し出す。

警察内部の胡散臭さ、テレビ番組制作陣の胡散臭さ。

特殊詐欺について。若い世代の「受け子」や「出し子」たちが、多額のノルマを課されて追い詰められた。特殊詐欺を撲滅するためには「厳罰化」が必須であるとも。

1995年、山口県下関出身の男性（当時37歳）が殺害され、海岸で遺体の一部が見つかった事件で、山口県警が全国に指名手配していた父親（当時74歳）を容疑者が生きていれば100歳となるのを節目に書類送検。

在日米国大使館は6日、外国人が日本警察から「レイシャル・プロファイリング」の疑いがある職務質問があったとして同国民にTwitterで警告。