【本日のニュース 2025/02/14/金】オンラインカジノは「グレー」ではない 吉本芸人賭博疑惑で警察が任意聴取

IT
スポンサーリンク

Szabolcs MolnarによるPixabayからの画像

要約

 2月14日、吉本興業の複数タレントがオンラインカジノで賭博を行った疑いで、警視庁保安課の任意聴取を受けていることが判明。聴取対象には「とろサーモン」の久保田かずのぶ(45)と「令和ロマン」の高比良くるま(30)も含まれる。久保田は関与を否定する一方、高比良らは「グレーだと思っていた」と説明。しかし、法律の専門家は、日本の刑法ではオンラインカジノは「単純賭博罪」または「常習賭博罪」に該当し、明確に違法であると指摘している。

記事のポイント

・吉本興業の複数タレントがオンラインカジノで賭博を行った疑いで、警視庁が任意聴取を実施し、「とろサーモン」久保田と「令和ロマン」高比良も対象に。

・久保田は関与を否定、高比良らは「グレーだと思っていた」と説明するも、法律上オンラインカジノは明確に違法とされる。

・「グレー」との認識は海外での合法性や取り締まりの難しさによるが、日本国内では単純賭博罪や常習賭博罪に該当する可能性がある。

 2月14日、吉本興業に所属する複数のタレントがオンラインカジノで賭博を行った疑いで、警視庁保安課による任意聴取を受けていることが明らかになった。警視庁は吉本興業の所属タレント10人弱に事情聴取を行っており、その中には人気お笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶ(45歳)と「令和ロマン」の高比良くるま(30歳)も含まれている1

 久保田は関与を否定。一方、高比良を含む他のタレントは大筋で関与を認め、「(違法にはならない)グレーだと思っていた」と説明しているという。

 しかし、法律の専門家によれば、オンラインカジノは決して「グレー」な領域ではない。日本の刑法では、オンラインカジノでの賭博行為は「単純賭博罪」(刑法185条)または「常習賭博罪」(同186条1項)に該当する可能性があり、明確に違法行為とされている。

 法律において「グレー」とは、明確な違法性が確定していないが、合法とも言い切れない状態を指す。しかし、オンラインカジノに関しては、日本国内の法律では「グレー」ではなく、違法と解釈されるのが一般的である。

 「グレー」という認識が広まった背景には、海外での合法性や、日本国内での取り締まりの難しさが影響していると考えられる。

オンラインカジノ・・・インターネットを通じて実際にお金を賭けて遊べるカジノゲームサイト。コンピュータネットワーク上で仮想的に開設される賭博場

オンラインカジノの主な特徴

  1. アクセスの容易さ:パソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスとインターネット環境があれば、いつでもどこでもアクセスが可能
  2. 多様なゲーム:スロット、ルーレット、ブラックジャック、ポーカーなど、様々なカジノゲームを提供
  3. 高い払戻率:一般的に、他のギャンブルと比較して高い払戻率
  4. 24時間営業:時間や場所の制約なく、いつでもプレイできる
  5. 国際的な運営:多くのオンラインカジノは、イギリス領マン島、フィリピン、マルタなど、オンラインカジノを合法化している国や地域で運営されている

 しかし、日本の法律においては、オンラインカジノの利用は賭博罪に該当する可能性が高く、違法とされている。日本国内からオンラインカジノにアクセスして賭博行為を行うことは、刑法第185条の単純賭博罪や第186条1項の常習賭博罪に該当する可能性が。

 また、オンラインカジノの運営に関しても、日本国内で行う場合は刑法第186条2項の賭博場開帳等図利罪に問われる可能性がある。

Amazon(PR)→

おとな六法
★ ★ (24/01/27)「売れてる本」コーナーで書評掲載 (24/01/13)書評掲載 (24/01/14)書評掲載 (23/11/13)書評掲載 (23/11/30)著者インタビュー掲載 (23/10/28)書評掲載 (23/11/0...
  1. 令和ロマン・高比良さん、とろサーモン・久保田さんを任意聴取 オンラインカジノ疑惑. (2025). Retrieved 14 February 2025, from https://mainichi.jp/articles/20250214/k00/00m/040/260000c 
Translate »
PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました