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吉本興業所属の芸人6人が、2023年から2024年にかけて日本国内から海外のオンラインカジノにアクセスし、違法賭博を行ったとして書類送検された。賭け金の総額は約9300万円で、最も多かったのは「なかむら★しゅん」氏の約5100万円。オンラインカジノは日本では違法だが、その認識は一般に浸透していない。
- 吉本興業の芸人6人がオンラインカジノで違法賭博を行い、総額9300万円超の賭けで書類送検された。
- オンラインカジノは日本国内で明確に違法だが、認識が曖昧なまま利用されている現状がある。
- 日本はギャンブルが身近に存在し、成人の依存症率は約4.8%と先進国でも高水準とされる。
吉本興業所属の芸人6人が、オンラインカジノで違法賭博を行ったとして書類送検された。警察の調べによると、彼らは2023年から2024年にかけて、日本国内から海外のオンラインカジノサイトにアクセスし、バカラやスポーツベッティングなどを行っていたという。
書類送検されたのは以下の6人:
「ダイタク」吉本大(40)
「9番街レトロ」なかむら★しゅん(31)
「ダンビラムーチョ」大原優一(35)
「ネイチャーバーガー」笹本はやて(33)
「プリズンクイズチャンネル」竜大(31)
同じく「プリズンクイズチャンネル」最強の庄田(35)
賭け金の総額はおよそ9300万円にのぼり、そのうち「なかむら★しゅん」氏が約5100万円と最も高額を賭けていた。
日本ではオンラインカジノは明確に違法とされているが、その認識は広く共有されていない。
一方で、日本はギャンブルが根強く存在する社会でもある。刑法では賭博が原則禁止されているものの、競馬・競輪・競艇・オートレースといった公営ギャンブルや宝くじは合法とされている。また、パチンコは風俗営業として規制されているが、実質的にはギャンブルに近い形で運営されているのが現状だ。
こうした背景もあり、日本の成人におけるギャンブル依存症率は約4.8%とされており、これは先進諸国の中でも特に高い水準である1。
単純賭博罪の概要
- 定義: 単純賭博罪は、偶然の勝敗によって財物や財産上の利益を争う行為を指し、刑法第185条に規定されている基本的な賭博罪。
- 成立要件:
- 勝敗が偶然の事情で決定されること。
- 財物や財産上の利益を賭けて争うこと。
- 罰則:
- 50万円以下の罰金または科料(科料は1万円未満の財産刑)。
- 既遂時期: 賭銭を場に出した時点で成立する挙動犯。
- 例外: 一時の娯楽に供する物(例: 食料品や飲み物)を賭けた場合は罪に問われない。
- 公訴時効: 3年。
- 違法性の判断基準: 金額や規模に関わらず、財物を賭ける行為は原則として違法。ただし、捜査機関が摘発するかどうかはケースバイケース。
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