【有料記事】IP(知的財産)の悪の帝国? ディズニー『白雪姫』の失敗が映すハリウッドの構造劣化と創造性の危機 ディズニーとフジテレビが重なる瞬間 クリエイティブの現場は、スクリーンから配信プラットホームへと移行か?

Entertainment
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Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

要約

近年のハリウッドは、興行リスクを避けるために、リメイクや続編といった既存IPに頼りすぎており、オリジナリティのある作品が生まれにくくなっている。

とくにディズニーは21世紀以降、多くの制作会社を傘下に収めたが、その巨大化が組織の柔軟性を失わせ、クリエイティビティを阻害している。そしてこれは、日本のフジテレビが視聴者離れを招いた状況とも共通する問題だ。

また近年、ハリウッドでは脚本制作がが軽んじられ、ストーリーの一貫性を欠く作品が増加。一方で、Netflixなどの配信プラットフォームでは、脚本家が中心となって物語を丁寧に作り込む体制が確立されつつあり、クリエイティブの主導権が映画から配信へと移り変わりつつある。

記事のポイント

  • ディズニーの実写版『白雪姫』の興行的失敗は、ハリウッドが既存IPに依存し、物語の力を軽視している現状を象徴している。
  • この問題は、巨大化したメディア企業が組織の柔軟性を失い、創造性を阻害している構造的な問題に起因する。
  • 結果として、質の高い脚本を重視する配信プラットフォームに、クリエイティブの主導権が移行しつつある。

Summary

In recent years, Hollywood has become overly reliant on existing IP like remakes and sequels to avoid box office risks, making it difficult for original works to emerge.

Disney, in particular, has acquired numerous production companies since the 21st century. However, this expansion has caused the organization to lose flexibility and stifle creativity. This issue parallels the situation at Japan’s Fuji Television, which has seen a decline in viewership.

Furthermore, in recent years, Hollywood has increasingly undervalued script development, leading to a rise in works lacking narrative consistency. Meanwhile, streaming platforms like Netflix are establishing systems where writers take center stage to meticulously craft stories, signaling a shift in creative leadership from film to streaming.

Translated with DeepL.com (free version)

 2025年春に公開されたディズニーの実写映画『白雪姫』は、約2億5000万ドル以上とされる巨額の製作費をかけながらも、しかし興行・批評の両面で期待を大きく下回る結果となった。全米での初週末興行収入は約4,300万ドル、全世界の累計でも予算を回収できず、ディズニーの戦略的失敗として注目された。

 ただこの失敗で目を向けるべきは、単にキャスティングやポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)への配慮というよりも、むしろ、近年のハリウッドにおける“物語性の軽視”という点だ。

 2010年代以降、ハリウッドではマーベルのスーパーヒーロー映画や旧作のリメイク、既存IP(知的財産)への依存が急速に強まり、それに比例してオリジナル性の高い企画やストーリーテリングの革新性が後退した。

 『白雪姫』の興行的な失敗は、ハリウッドが、“物語の力”という映画の原点からどれほど遠ざかってしまったのかをまさに象徴的に示している。

 アメリカの映画界が再び世界中の観客を魅了する存在であり続けるためには、テクノロジーやIPというブランドにただ頼るのではなく、挑戦的でオリジナリティに富んだ作品づくりへの回帰が不可欠。本来、アメリカのソフトパワーは、そうしたクリエイティブの上にこそ築かれていたものだが、現在はそれが失われている。

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IP(知的財産)帝国の終焉? ディズニーとフジテレビに共通するメディア・コングロマリットの限界


 『白雪姫』の失敗は、ディズニー社が抱える構造的な問題を象徴する出来事だ。長年、ディズニーは強力なIP(知的財産)を武器にメディア・コングロマリット化を推し進めてきたが、結果的には、それが巨大企業としてのディズニーの創造性と信頼性の喪失を招いた。

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