要約
マダガスカルで13日、軍が政権を掌握しクーデターが成立した。ラジョリナ大統領は選挙結果の無効を主張して辞任を拒否し、フランス軍機で国外へ出国したが所在は不明。今回の政変は、アフリカで過去5年間に発生した8度目のクーデターとなる。首都アンタナナリボでは若者を中心に抗議デモが広がり、日本発の漫画『ワンピース』の旗が「自由の象徴」として掲げられるなど、文化的メッセージも注目を集めている。
記事のポイント
- マダガスカルで軍が政権を掌握し、ラジョリナ大統領は国外へ逃亡、所在不明。
- 若者主導の抗議デモが拡大し、『ワンピース』の旗が「自由の象徴」として掲げられ注目。
- フランスとの関係や資源利権が背景にあり、旧宗主国の影響が依然として残ることが浮き彫りになった。
Summary
On December 13, the military seized power in Madagascar, marking the eighth coup in Africa over the past five years. President Andry Rajoelina refused to resign, maintaining that the election results were invalid, and fled the country by French military aircraft, though his current whereabouts are unknown. The political upheaval has sparked widespread protests in Antananarivo, with youth-led demonstrations featuring the flag of Japan’s manga series “One Piece” as a symbol of freedom – a cultural reference that has drawn particular attention.
マダガスカルで13日、軍が政権を掌握しクーデターが成立した。アンディ・ラジョリナ大統領は選挙結果の無効を主張したまま辞任を拒否し、BBCによるとフランス軍機で国外へ出国したが、所在は不明である1。
政変の波が途切れぬアフリカ大陸では、過去5年間で8度目のクーデターとなった2。首都アンタナナリボでは若者を中心に抗議デモが拡大。また日本初の『ワンピース』の旗が「自由の象徴」として掲げられていることも世界の注目を集めている3。

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