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参議院は15日、本会議において、国会への欠席を続け、「議場での陳謝」の懲罰も拒否した政治家女子48党のガーシー議員について、最も重い、「除名」の懲罰を科すことを、出席議員の3分の2以上の賛成で決めた。
尾辻秀之参院議長が除名を宣告し、ガーシー氏は議員の資格を失う。現行憲法下での国会議員の除名は1951年以来、72年ぶりで3例目。国会の欠席を主な理由としたのは初めてのこと。
記名投票の結果は、賛成は自民党と立憲民主党など235票。反対は浜田氏の1票。5人が所属するれいわ新選組は山本太郎代表ら4人が欠席した。
政治家女子48党は除名を受けた繰り上げ当選者を斉藤健一副党首としている。政治家女子48党のガーシー参院議員の除名に伴い、参院は欠員が2名となった。
また1人での会派の結成を認めない参議院の慣例に基づき、政治家女子48党の参議院での会派は解消される。これを受け、浜田聡氏は参院予算委員会の委員を辞任した。
参議院の新たな会派勢力は以下の通り。
自民党=118
立憲民主・社民=40
公明党=27
日本維新の会=21
国民民主党・新緑風会=13
共産党=11
れいわ新選組=5
沖縄の風=2
無所属=9
欠員=2
除名とは
除名は、国会議員に対する懲罰の一種と規定(日本国憲法第58条第2項、国会法第122条第4号)。