Wolfgang EckertによるPixabayからの画像
関東地方を中心に強盗事件が多発する中、住宅のセキュリティ対策がますます重要視されている。その対策の一つとして注目を集めているのが「セーフルーム」(通称「パニックルーム」)だ。
セーフルームとは、不法侵入者から身を守るための緊急避難スペースのこと1。この部屋は強化された扉や壁で構成され、外部からの侵入を一定時間防ぐことが可能。また、外部との通信手段が確保されており、普段は寝室やウォークインクローゼットなど、日常的に使用する部屋としても活用できる。
セーフルームは、海外では主に欧米や治安の悪い国で緊急避難用の部屋として普及している。2002年にはデヴィッド・フィンチャー監督、ジョディ・フォスター主演の映画『パニック・ルーム』が公開され、セーフルームの存在が広く知られるきっかけとなった。
映画『パニック・ルーム』では、強化された扉や壁で構成されたセーフルームが、侵入を防ぐだけでなく、監視カメラやモニターを備え、家全体を見渡せる空間として描かれている。
日本でも、京急不動産とセコムが共同開発した「セーフルーム付きセキュリティ戸建て住宅」が注目されている2。
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