会計や経済の基礎知識を日常の身近な疑問を通して分かりやすく解説。経済書でありながら堅苦しさがなく、タイトルからして読者の興味を引く構成になっている。
他方、本書の核心である「さおだけ屋」という謎めいた商売がなぜ成り立つのかという視点が浅かったり、かといってこの新書が売れたからといって、日本人のマネーリテラシーが向上していないのことが、日本の書籍文化、あるいは日本の出版社がなぜ潰れないのか、という核心を導いている。
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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~ (光文社新書)
あの店はいつも客がいないのになぜ潰れないのだろうか?――この本では、日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。細かい財務諸表は出てきませんし、専門用語もそれほど多くありませんので、気を楽...