【ブックレビュー】「スポーツ国家アメリカ 民主主義と巨大ビジネスのはざまで」鈴木透、2018年、中公新書

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StockSnapによるPixabayからの画像

 19世紀後半から現代に至るまでのスポーツの変遷を丁寧に辿りながら、アメリカがどのように「スポーツ国家」として形成されていったかを分析する。

 たとえば、野球やアメフト、バスケットボールといった主要なスポーツが、単なる娯楽にとどまらず、移民社会や都市化、軍事的動員、愛国心と密接に結びついている点が鋭く描かれている。

 さらに、著者は黒人選手や女性選手の登場とその社会的影響にも深く踏み込む。

 この本を、読むと金ぴか時代のトランプ2.0が、金満ドジャース2.0と深く結びつことが分かる。

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スポーツ国家アメリカ - 民主主義と巨大ビジネスのはざまで (中公新書 2479)
自由と平等の理念を持つ、移民の国アメリカ。全米がスーパーボウルに熱狂するなど、スポーツが大きな存在感を持つ。野球をはじめとするアメリカ発祥の競技は、社会や文化とどう関係しているか。人種や性、地域社会の問題にアスリートたちはどう向き合ってきた...
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