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安倍晋三元首相の殺害の真相の解明の過程で、旧統一教会がクローズアップされてきた。
英紙「フィナンシャル・タイムズ」は、その旧統一教会を「カルト団体」であると断言、そしてその団体と安倍元首相の祖父である岸信介氏との”近すぎる関係”を指摘。
さらにそれは、
日本の支配者層とメディアが見て見ぬふりをしてきた公然の秘密。
であるとした1 。
何十年もの間、旧統一教会と自民党の有力者との密接な関係は、日本の政治においてほとんど議論されない公然の秘密であった。
しかし今、旧統一教会に家庭を壊されたと主張する男が安倍を殺害した事件により、この宗教団体と自民党との関係に光が当てられることになったのである。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は11日、東京都内で記者会見を開いた。
ただ、日本のメディアは、「安倍元首相と旧統一教会との関係」だけで終始しようとする。
しかしながら、問題の本質は旧統一教会と、関連する政治団体「国際勝共連合」という組織、さらには、これらの団体が日本の戦後政治に深く根ざしてきたということに帰結する。
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統一教会とは
統一教会は、韓国に本部のあるキリスト教系の宗教団体。現在の名称は、「世界統一平和家庭連合」。ただ、韓国でも従来どおり、「統一教会」という名称で報道されることが多い2。