安倍元首相の死から1カ月 「政治」と「宗教」 政治とは何か 宗教とは何か 「政教分離」 問われる憲法解釈

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 安倍元首相の銃撃殺害事件から、1カ月が経過した。その後、メディアは自民党と旧統一教会との関係について騒ぎ立てた。事実、その関係はまさに”底なし沼”の状態だ。

 今月改造されたばかりの内閣では、8人が旧統一教会との接点が発覚。副大臣・政務官でも20人が、そしてすべての国会議員では、実に106人に接点があった。

 第二次岸田改造内閣では、加藤勝信厚労大臣、高市早苗経済安保担当大臣、寺田稔総務相、西村明宏環境相、岡田直樹地方創生相、留任した林芳正外相、山際大志郎経済再生担当相、そして、すでに関係を報告していた磯崎仁彦官房副長官を含め閣内の8人が旧統一教会との関係が発覚。

 13日には、副大臣と政務官も20人が、旧統一教会側とパーティー券の購入や会合への出席などで接点があったことがわかる。

 さらに14日には、共同通信がすべての国会議員を対象としたアンケートの結果、なんらかの接点があった議員が106人にのぼった1。そのうち自民党議員が82人と8割を占め、まさに”ズブズブ”といってよい状態だ。

 なぜ、このような事態に陥ってしまったのか。そもそもの本質は、私たち日本人が、”公の場で”政治と宗教の話題を極端にタブーとしてきたからである。

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 この世界には、個人の力だけではどうにもならないことがたくさんある。それらの問題も現実にひとつひとつ解決するために、政治があるのだ。そのため、「政治に関係ない」市民など、この世に存在しない。

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