ところがだ。皮肉なことに、彼が数十年前に警告した事態が今、進行中だ。行政・経済の論理による公共圏の侵食が平然と行われ、あるいはSNSのエコーチェンバー、SNS上で感情を最大化するアルゴリズム、生成AIによる偽情報が氾濫し、「何が事実か」という討議の土台そのものが溶けつつある。
それでもプラットフォーム規制やメディアリテラシー教育、市民熟議の制度化といった現代におけるハーバーマスの理論の実践は、彼の問題意識と地続きだ。
「対話を通じた民主主義はいかにして可能か」――この問いはハーバーマスの死によって時代遅れになるどころか、現在のほうがはるかに重く響く。彼の遺産は、答えではなく、問いの形として継承していかなけばならない。
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1冷戦終結後、その構想は世界の民主化運動や憲法議論にも広く援用される。 2ところがだ。
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