【ブックレビュー】『「学力」の経済学 』2015年、中室牧子、ディスカヴァー・トゥエンティワン

コンテンツレビュー
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Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 本書の議論の根幹にある「学力=テストの点数」とする暗黙の前提は、今日の世界的な教育の潮流とはややズレがある。

 OECDのPISAテストに象徴されるように、現代の教育評価は、単なる知識の量ではなく、それをどう解釈し、応用し、他者と協働して課題を解決できるかという「コンピテンシー(資質・能力)」を重視する方向に明確にシフトしている。
 
 ゆえに、テスト成績の上下だけを教育政策の評価軸とすることには、限界があることを指摘せねばならない。

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