Keith JohnstonによるPixabayからの画像
要約
2026年のWBC放送権をNetflixが獲得する見通しとなり、スポーツ中継の視聴スタイルが大きく変化しつつある。
前回大会では地上波とネット配信の併用だったが、今回は地上波継続が不透明。
サッカーW杯でも放映権料が400億円超に高騰し、地上波局の負担が困難な状況に。これにより、ネット配信が主流となる可能性が高まっている。
記事のポイント
- 2026年WBCの放送権をNetflixが獲得する見通しで、地上波継続は不透明。
- 来年のサッカーW杯の放映権料は400億円超に高騰し、地上波放送の縮小も懸念されている。
- スポーツのネット配信が主流となる中、課金モデルへの抵抗感と新たな視聴スタイルの模索が進んでいる。
Summary
Netflix is expected to secure the broadcast rights for the 2026 World Baseball Classic, signaling a major shift in how sports are consumed. While the previous tournament was broadcast both on terrestrial TV and online, the continuation of terrestrial broadcasts for this edition is uncertain.
With broadcast rights fees for next year’s FIFA World Cup soaring past ¥40 billion, the burden on terrestrial broadcasters has become unsustainable. Consequently, online streaming is increasingly likely to become the primary platform for sports broadcasting going forward.
来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の放送権を、米動画配信大手・Netflixが獲得する見通しであることが、25日に判明した。共同通信が報道1。
前回の2023年大会では、地上波テレビとネット配信の両方で中継されたが、今回も同様の方式が継続されるかどうかは不透明。ただし、近年のスポーツ観戦において、視聴スタイルが大きな転換期を迎えていることは間違いない。
また来年のサッカーW杯の放映権を巡る交渉も、日本のスポーツ視聴文化の転換点となっている。放映権料が前回の2倍以上、400億円超に高騰する中、物価高や円安の影響もあって、地上波テレビ局がこの費用を負担するのは極めて困難といわれている。
2026年WBC × Netflix 契約の要点
• Netflixが日本国内向けのWBC独占配信権を取得(地上波中継なし)
• 全47試合をライブ&オンデマンドで配信、全プラン・全デバイスで視聴可能
• 契約はMLB傘下のWBC Inc.とNetflixが直接締結、読売新聞社は関与せず
背景と戦略的意義
• Netflixは2024年以降、スポーツライブ配信に本格参入(NFL・WWEなど)
• 今回のWBC配信は日本発のライブスポーツ配信として世界初の試み
• 中高年層の野球ファンを意識し、「テレビ視聴層」の取り込みを狙う戦略
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