一方、イラン国内ではデモ拡大が続く。米国がSpaceXの衛星通信網を活用し、数千台規模の端末を流入させたとの報道もある1。これにより当局のインターネット遮断を迂回し、反体制派の情報発信が強化されたとされるが、イラン側も端末押収や電子戦能力の強化で対抗している。
焦点は、いわゆる「TACO(Trump Always Chickens Out)」と揶揄されるトランプ氏の強硬発言から土壇場でのディール転換が再び起きるのか、それとも実力行使に踏み切るのかという点だ。トランプ氏の第二期政権下では抑止力の誇示を優先するとの観測もあり、軍事的エスカレーションの不確実性はむしろ高まっている。
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イラン現代史-イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで (中公新書 2882)
■書評掲載■ ・読売新聞(朝刊)2026年1月25日/佐橋亮(国際政治学者・東京大教授) 1979年にホメイニ―師を中心とした革命で発足したイラン・イスラーム共和国。 シーア派の理論に基づいた体制を敷き、中東でも反アメリカ、反イスラエルの急...
1イラン外相も新たな核合意案の準備を表明し、外交的出口はなお閉ざされていない。 2一方、イラン国内ではデモ拡大が続く。
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