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岸田政権発足から1年が経過した。ただ共同通信が行った世論調査によると、内閣支持率の低迷がつづく。
自民党内では、安倍晋三元首相の国葬後、政権支持率は「復調する」との考えもあったようだが、どうやらその思惑は外れたようだ。
岸田文雄首相は9月27日の国葬参列のために来日した38の国などの要人と相次ぎ会談。「弔問外交」を見せ場として支持回復を狙った。
さらに自民党内では菅義偉前首相の弔辞も好評だったようだが1、世論調査では「どちらかといえば」を含め、開催を「評価しない」が計61.9%と、国葬前の前回(9月17、18日調査)と横ばい傾向がつづく。
支持率下落は、旧統一教会問題のためだとの見方が濃厚。 公明党の山口那津男代表は、
「自民の説明が十分でない、後手に回っているとの印象が厳しい評価につながっている」
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と指摘する。
内閣不支持についての理由では、
「経済政策に期待が持てない」
とする回答が前回の26.7%から36.1%にまで上昇。相次ぐ食品や電気代の値上げが影響している可能性も。さらに自民党自体の支持率も、前回の39.3%から34.0%にまで下落。
自民党内の若手からは、
「警戒しないといけない事態だ」
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との声も。
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誰が岸田首相を支持しているのか
しかしながら、「岸田首相を支持する人」というのは、一定程度存在する。実のところ、「隠れトランプ」ならぬ「隠れ岸田」ファンという人が結構、存在するという4。
岸田首相は、トランプ大統領や、あるいはあまりにも”悪役”過ぎた菅前首相や安倍元首相と比べても、”没個性的”。しかしながら、「そういう」ところが好きと”密かに”思っている支持層はある程度、存在する。
ただ、実のところ岸田首相は「女性人気」が高い5。 岸田内閣の4月の支持率は、男性54%、女性55%。しかし言い換えれば「嫌われない」ところが魅力である、「広くて薄い」好感度があるようだ。