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高校野球といえば、「一発勝負のトーナメント」という試合が真っ先に思い浮かぶが、現在、全国的に独自の「リーグ戦」を採用する動きが広がっている。
参加しているのは、昨年は3府県だったが、今年は14都府県の80校にまで広がった。リーグ全体を統括するのは、「LIGA Agresiva」。スペイン語で「積極性」を意味する。
その地域で、細いルールは異なっているそうだが、「失敗を恐れないプレー」を推奨している。
とくにピッチャーは速球主体でストライク先行の投球を常に心掛け、対するバッターはボールがあまり飛ばない低反発の金属バットや、甲子園では使えない木製のバットも使用が可能だ。このことはバッターの将来性を考えてのことだ。
野球だけでなく、“スポーツマンシップ“を育むためのオンライン講座にも力を入れている。
このような高校野球のリーグ戦は、2018年から新潟県が取り組んできた。その新潟県では、今年は甲子園の常連校である日本文理が参戦し、全9チームで争う。
リーグ当初から参加する新潟明訓のコーチは、「経験が少ない選手にはモチベーションアップにつながっている。準公式戦のような位置付け」(西日本新聞11月25日付夕刊)と語った。
基本的に、高校野球は秋、春、夏に都道府県単位で大会が開催される。だがトーナメントの初戦で負ければ、1年間で3試合しか、選手たちは公式戦を戦えない。
このリーグ戦は、秋季大会後に開催される。さらにリーグ戦では、投げる際に投手への腕や肘への負担は極めて高いとされるスライダーやフォークを投げることも禁止、これは故障の抑止にもつながる。
投げることができる変化球は、カーブとチェンジアップのみで、その変化球の割合も25%以下に抑えなければならない。
野球人口が減っているなか、新しく高校野球も変わろうとしている。