【ブックレビュー】「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」2019年、ブレイディ みかこ、新潮社

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SnapwireSnapsによるPixabayからの画像

 白か黒か、敵か味方か。分断がますます強調される現代社会において、この本は「グレー」であることの大切と、「熟考」すべき大切を教えてくれる。

 多様性が叫ばれて久しいイギリスであるが、人種や階級、ジェンダー、宗教といった「違い」が交錯するのが現実。 誰もが「正解」を持ちえず、時には迷い、時にはぶつかり合いながらも、それでも人は共に生きていく。

 たとえ「多様性と包括」が掲げられても、実際には社会の壁や偏見が立ちはだかる。 それでも、この本は悲観に陥いらず、「だからこそ、前を向くのだ」と。

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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜの イカした「元・底辺中学校」だった。 ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。 人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。 時には貧富の差でギスギスしたり、ア...
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