この車に、”人生”という荷物を載せて。でもその人生そのものも、車。誰かの人生を乗せて走ってる。
私たちは、常に何かを演じている。夫として、役者として、妻として、運転手として、外国人として、スキャンダルを起こした俳優として。
素の自分など存在しないのだ。
劇中、注視したい言葉がある。
それは、「働け」と言う言葉。
アメリカでコロナ禍の中、”大離職”の時代に、あるいは日本でもFIREがもてはやされる時代に。
しかし、人間が人間たるものが何かを映画は教えてくれる。
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