Engin AkyurtによるPixabayからの画像
最近、再び、「飯テロ」というべきか、飲食店への迷惑行為が世間を賑わせている。
回転すしチェーンのスシローの客が投稿した迷惑行為が、インターネットだけでなくテレビでも話題に。動画が拡散すると、運営元の親会社であるFOOD & LIFE COMPANIESの株価が大きく下落、会社は、
「刑事・民事の両面から厳正に対処する」
との方針を示した。
若者が迷惑行為をネット上で披露し、運営会社に風評被害をもたらす事件は、ここ15年ほどその場を変えながら繰り返されてきた。
2007年、 ニコニコ動画で吉野家の定員とみられる人物が、厨房で豚丼を山盛りにした、
「テラ豚丼」
を作る様子を撮影・投稿、吉野家が謝罪に追い込まれる。
2010年代に入ると、SNSが登場。Twitterでホテルや飲食店のアルバイト店員が、著名人の来店を明かし批判を浴びるなどの事件が続発。
2013年には、ローソンの店内で、アイスクリームは販売する冷蔵のケースの中に従業員が入って寝るという行為がFacebook上に投稿。
その後も、アルバイト店員や客が、店内の冷蔵ケースに入る写真をTwitterなどに投稿、企業が謝罪するケースが続発。これらの行為は、2013年の流行語大賞に、
「バカッター」
として入る。迷惑行為投稿の場はその後、Instagramにも広がっていく。
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なぜこのような低俗な問題が相次ぐのか?
ことの本質はSNSの普及とともに無料で暇を持て余すことができるコンテンツが増加。それでストレス拡散を解消しようとする”貧乏な”日本人が増加したためである。さらにいうなれば、テレビ側にも問題が。
本来、重厚なニュースをマスメディアは扱う金銭的・精神的余裕もない。結果、どのテレビ局も、”当たり障りのよい”、”どうでもよい”阿保ニュースをトイレのように垂れ流していく。