Mohamed HassanによるPixabayからの画像
衆院3補欠選挙が28日に投開票され、自民党が全敗した。3議席はもともと、自民党の議席だっただけに、岸田政権にとっては大きな打撃となった。
3補選は、裏金事件後、初の国政選挙。岸田文雄首相は6月の通常国会会期末に合わせた衆院解散を見据えるものの、今回の全敗により、戦略の練り直しを迫られる
3補選のうち、唯一、与野党対決となった島根1区では、立憲民主党元職が当選。
他方、自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件の逆風を受け、東京15区と長崎3区において、独自の候補者を擁立できず、異例ともいえる”不戦敗”に追いまれたうえに、擁立した島根1区では大敗。
東京15区では立民の新人が初当選、長崎3区でも立民の前職が勝利し、立民が3つの選挙区全てを制す。全敗に終わった岸田政権の求心力低下は必至で、さらに早期の衆院解散・総選挙は困難な情勢に。
しかしながら、私たちは「裏金事件」というものは別に自民党の派閥だけにととまらないことを知る必要がある。歴史を振り返れば、検察や、北海道警にも裏金事件があった。
他方、ここにきて、自民党裏金事件の”深層”が明らかに。
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