いつ起きてもおかしくない大規模噴火 「破局噴火」 ~2~ もし富士山が噴火したら? そして「日本沈没」の可能性は?

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 富士山は、ほぼ同一の地点から長期間にわたり噴火が繰り返され、爆発で噴出した火山砕屑物や溶岩などが何重に積もって形成さてれきた。

  実際、富士山は江戸時代の1707年に噴火、この時の噴火では、火山灰と軽石が大量に吹き出し、火山灰は、遠く横浜や江戸方面へも降り積もった。 46年後の915年には青森県と秋田県の県境にある十和田湖が大噴火し、火山灰が東北地方を覆ったばかりか、京都まで灰が及んでいる。

 2011年の東日本大震災以降、日本列島の地殻は「大規模変動」の時代に入った可能性がある。

 2014年9月に御嶽山で60名以上の犠牲者を出す、戦後最悪の噴火災害が発生した。 具体的には、巨大地震により日本列島が東側に5.3メートルも移動し、地下の岩盤にひずみが入った。 その傾向は、2011年から11年が経ったあとも変わらない。
 
 また日本にある111の活火山のうち、実に2割にあたる20の火山の真下において、火山性の地震が発生した。

 日本では、活火山を観測する気象庁と各大学、国立研究開発法人である防災科学技術研究所、国土地理院、産業技術研究所などが、50の活火山に対し観測網を張り、そこで得られたデータは気象庁により24時間監視されている。

 火山災害の軽減を図るため、重大な火山災害の起こるおそれがある場合は、それを警告するものとして、「噴火警報」が発表される。 また5段階に区分された「噴火警戒レベル」が、全国の30の火山を対象とし運用されている。

前回までの記事→

いつ起きてもおかしくない大規模噴火 「破局噴火」 ~1~ 火山とは? 噴火とは?

富士山が噴火するとどうなる?


 富士山は、ほぼ同一の地点から長期間にわたり噴火が繰り返され、爆発で噴出した火山砕屑物や溶岩などが何重に積もって形成さてれきた。

 事実、富士山はその下に数十万年前までにできた千小御岳、小御岳の古い火山が存在する。富士山自体は、古富士と新富士の二つの火山から成り立っており、そのうちの新富士火山は約1万年前から活動した。

 富士山は比較的に若い火山であり、過去300年間は噴火しなかったとはいえ、将来、必ずまた噴火するという。その富士山が噴火すると、どうなるのだろか。

 今、いわれていることとしては、大量の火山灰により都市機能を麻痺させ、溶岩流により日本の大動脈が分断させられる。そして登山者を噴石と火山弾が襲い、山麓を火砕流と火砕サージが焼き尽くす。その後、数十年間も泥流がつづくという。