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年末年始を挟み続く、「ダウンタウン」松本人志(60)の性加害強要問題。
22日、松本が疑惑を報じた週刊文春の発行元である文芸春秋に対し、名誉毀損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求め、東京地裁に提訴した。
今回の一連の報道について、気になることがある。
「裁判は長期化し、最高裁まで本気で争うならば10年はかかる」
という言説があるが、それは”フェイク”だ。
現在の裁判所では、経費削減に熱心な裁判官ほど優れているとされ、上司から高い評価を受ける。そのため、長引く裁判を嫌う裁判官が多く、和解交渉にすぐに持ち込むケースが多い。
テレビドラマのように、多くの証人が出る裁判は少なく、代わりに訴状と答弁書、そして証人の陳述書を基に、裁判官が早期に和解案を提案すること日常だ。
しかしながら、テレビでよく見かける弁護士たちは、法廷での経験があまりない。
彼らは多忙であり、あるいは裁判の日程調整が難しいケースが多いことや、特に名誉棄損の場合は賠償額が少ないため、ビジネスとして魅力がない1。
彼らは司法修習生の頃に学んだ、教科書に載っている通りの説明をすることがメディアで話すことが多い。テレビ報道に惑わされてはならない。
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問われる松本人志の人間性
この問題については、改めて松本の”人間性”が問われた。