【本日のニュース 2025年6月13日(金)】イスラエル、イラン核施設を大規模空爆 革命防衛隊司令官ら死亡

中東
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OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

要約

6月13日未明、イスラエルがイランの核施設や軍事拠点を空爆し、78人以上が死亡。これに対しイランは無人機やミサイルで報復し、イスラエル側にも死傷者が出た。両国の応酬により、イランでは報復世論が高まり、ヒズボラやフーシ派など親イラン勢力の連動も懸念されており、中東全体に緊張が拡大している。

記事のポイント

  • イスラエルは13日未明、イランの核施設や軍高官を標的に大規模な先制攻撃を実施。
  • イランは無人機とミサイルで報復し、イスラエルでも死傷者が発生。
  • 中東全体への軍事的拡大の懸念が高まり、親イラン勢力の連動も指摘されている。

Summary

In the early morning of June 13, Israel bombed Iran’s nuclear facilities and military bases, killing more than 78 people. Iran retaliated with drones and missiles, resulting in casualties on the Israeli side. The exchange of fire between the two countries has increased public opinion of retaliation in Iran, and there are concerns that pro-Iranian forces such as Hezbollah and the Houthis may be interlocked, causing tensions to grow throughout the Middle East.

Translated with DeepL.com (free version)

 13日未明、イスラエル国防軍(IDF)と情報機関モサドは、イラン国内の核関連施設および軍事拠点に対して大規模な攻撃を実施した。標的にはナタンツやフォルドウをはじめとする核施設のほか、イラン革命防衛隊(IRGC)のサラミ司令官や他の軍高官、核科学者らが含まれていた。現地報道によれば、この攻撃によりイラン側では少なくとも78人が死亡、300人以上が負傷したとされる。

 イスラエル政府は、この作戦を「イランの核開発を阻止するための先制措置」と位置づけており、核・ミサイル開発の中枢機能と指導層に直接的な打撃を与えることを狙ったものと見られている。

 これに対してイランは即座に報復行動を開始し、100機を超える無人機(ドローン)と約100発の弾道ミサイルをイスラエルに向けて発射した。イスラエル中部では一部のミサイルが着弾し、少なくとも3人が死亡、数十人が負傷したと伝えられている。多くの飛来物はイスラエルの防空システムによって迎撃されたが、首都圏を含む複数地域で被害が確認された。

 この一連の攻撃と報復により、イラン国内では報復を正当化する世論が高まりつつある。また、ヒズボラ(レバノン)、ハマス(ガザ)、フーシ派(イエメン)など親イラン勢力が今後連動する可能性も指摘されており、中東全域への緊張拡大が強く懸念されている。

【イスラエル】

  • 中東の地中海沿岸に位置する国家
  • 1948年にユダヤ人によって建国
  • 面積は約2.2万平方キロメートル(日本の四国程度)
  • 人口は約990万人
  • 首都はエルサレム(国際的には承認に議論あり)
  • ユダヤ人が多数派だが、アラブ人も多い
  • 宗教はユダヤ教、イスラム教、キリスト教が混在
  • 建国以来、パレスチナ問題や中東戦争など多くの紛争を経験
  • 近年は一部アラブ諸国と国交正常化も進んでいる

【イラン】

  • 中東に位置するイスラム共和制国家
  • 面積は約164万平方キロメートル(日本の約4.4倍)
  • 人口は約8920万人
  • 首都はテヘラン
  • 主要民族はペルシャ人、言語はペルシャ語
  • 古代ペルシャ帝国の伝統を持つ
  • 1979年のイスラム革命以降、イスラム教シーア派を国教とする体制
  • 石油などの資源が豊富
  • 地域大国として中東の政治・経済・宗教に影響力を持つ
  • 核開発問題や対米・対イスラエル関係で国際社会と緊張が続く

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