「脱成長」とは、所詮は過去30年、日本”だけ”が世界の中で経済発展していないことの言い訳に過ぎない。

Design a New Society
「脱成長」とは、所詮は過去30年、日本”だけ”が世界の中で経済発展していないことの言い訳に過ぎない。
初版2017年。まだGAFAという言葉は出てこない。
「非生産手な」アメリカ・シリコンバレーの実態というのは、同感。
「悩む」と「考える」の違いが分からない、日本人がいかに多いことか。
日本画と絵画をめぐる旅。
コロナ禍における、全国民の必読書。
かなりの重厚感のある内容。ただ相変わらずの「訳者あとがき」山形浩生の解説が全てを台無しに。
長い伝統と重厚な文化を持ちながらも、近年はとくにソ連崩壊後、わずか30年しか独自の国も持たなかったにもかかわらず、ロシアを上回るほどの国に成長したウクライナの歴史と物語。
日本人が好きな三大ものといえば、オリンピック、ノーベル賞、そして世界遺産だ。しかし、そのどれもが実は、「日本人だけが」異常に盛り上がっていることを、本作は如実に表している。
興味深いタイトルは裏腹に、緻密な取材ができていない。潜入物のルポルタージュなのだが、そのルポでさえまともな取材ができておらず、かなりの薄っぺらさ。