【本日のニュース 2025年4月24日(木)】ロッテ・石川柊太 大場美奈さんの出産に立ち会うため登録抹消 MLBでは2011年から父親リスト制度が

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Rosy / Bad Homburg / GermanyによるPixabayからの画像

要約

千葉ロッテの石川柊太投手が、妻・大場美奈さんの出産に立ち会うため一時登録を外れた。MLBでは2011年から「父親リスト」により、選手が出産立ち会いのために試合を欠場できる制度があり、日本でも導入が検討されている。アメリカで出産立ち会いが常識化したのは最近で、家族重視の文化は「父親リスト」導入以降に広まった。

記事のポイント

  • 千葉ロッテの石川柊太投手が妻の出産立ち会いのため出場選手登録を外れた。
  • MLBでは2011年から「父親リスト」制度があり、日本でも導入が検討されている。
  • アメリカでは出産立ち会いが父親の責務とされ、家族重視の文化は近年形成された。

 23日、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの石川柊太投手が、妻で元SKE48の大場美奈さんの出産に立ち会うため、一時的に出場選手登録を外れることになった。吉井理人監督は「今流行りの、お父さんリストみたいな感じです」と説明した。

 「父親リスト」は、たとえばMLB(メジャーリーグベースボール)で2011年から導入されている制度で、選手が自身の子どもの出産や養子縁組に立ち会うため、最短1日から最長3日間、公式にチームを離れることが認められている。日本プロ野球選手会も、NPBでの導入を目指して働きかけを行っている1

 この制度は、ドジャースの大谷翔平選手が真美子さんの出産に立ち会うために試合を欠場したことでも、日本で広く知られるようになった。アメリカでは、出産への立ち会いは父親の当然の責務とされ、試合を優先すれば「家族を大切にしない」としてイメージダウンにつながる場合が多い。

 もっとも、この価値観が一般化したのは、近年のこと。1960年代のMLBでは、プロ選手が出産のためにチームを離れることはほとんどなく、試合を優先するのが常だった。この流れが大きく変わったのは、2011年の「父親リスト」制度の導入以降であり、スポーツ界における家族重視の文化は、まさにこの時期から形を整え始めた2

父親リストとは?

  • MLBの「父親リスト(Paternity List)」は、選手が配偶者の出産に立ち会うために設けられた公式な産休制度である。
  • 2011年に導入され、選手が家族との時間を大切にしやすい環境を整えることを目的としている。
  • 利用できるのは、メジャーリーグに所属し、配偶者の出産や養子縁組に立ち会う予定のある選手で、国籍や在籍年数は問わない。
  • 取得期間は最短1日、最長3日間(72時間)で、出産予定の48時間前(原則)からリスト入りが可能。
  • 父親リスト入り期間中も、選手のメジャー登録日数や給与は通常通り扱われる。
  • チームは父親リスト入りした選手の代わりに、ロースター枠内で代替選手を昇格させることができる。
  • 制度導入当初は一部で批判もあったが、現在では選手が出産に立ち会うことはMLBで広く受け入れられている。
  • 日本人選手ではダルビッシュ有、田中将大、前田健太、大谷翔平らがこの制度を利用している。

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  1. ホーム. (2025). Retrieved 26 April 2025, from https://www.nikkansports.com/baseball/news/202504230001382.html
  2. Baseball: Shohei Ohtani takes paternity leave for birth of 1st child. (2025). Retrieved 26 April 2025, from https://english.kyodonews.net/news/2025/04/d8c290be5f80-baseball-ohtani-takes-paternity-leave-for-birth-of-1st-child.html
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