【本日のニュース 2025/04/08/火】NPBでも「魚雷バット」解禁へ トルピード型バットの効果と課題とは?

スポーツ
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OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

4月から日本プロ野球でも「魚雷バット(トルピードバット)」の使用が公式戦で可能に。独特な形状と重心設計により打球初速や長打力の向上が期待され、MLBで実績もある。NPBでは「投高打低」傾向の打破や人気回復が導入背景とされるが、選手との相性や技術依存の懸念も指摘されている。最終的には選手の基礎的な打撃力が重要で、バットはあくまで補助的な役割にすぎないだろう。

  • 魚雷バット(トルピードバット)が2025年からNPBの公式戦で使用可能になり、MLBでは打球初速や長打力の向上が報告されている。
  • 特殊な形状と重心設計によりスイング効率が高まり、「投高打低」の打開策として注目されている。
  • ただし選手との相性や技術依存の懸念もあり、基礎的な打撃スキルが依然として重要である。

 4月から、日本プロ野球(NPB)でも話題の魚雷バット(トルピードバット)が公式戦で使用可能となる。すでにメジャーリーグ(MLB)で導入が進み、打球初速や長打力の向上が期待されているこの特殊設計バットに注目が集まっている。

 魚雷バットは、その独特なトルピード型の形状と手元重心の設計により、従来のバットよりもスイングスピードが上がりやすく、打球の初速向上が見込まれている。実際にMLBでは、特定選手の長打率アップにつながったとの報告もあり1、NPBでも“投高打低”傾向を打破する新兵器として注目されている。

 近年のプロ野球では、投手優位の傾向が強まり、1試合あたりの平均得点や本塁打数が減少傾向にある。視聴率や観客動員数への懸念も広がる中、打撃向上によるエンターテインメント性の回復がNPB側の狙いと考えられる。

 魚雷バットへの期待が高まる一方で、選手によって相性が分かれる点は見逃せない。スイングスタイルや体格との相性次第で、パフォーマンスにばらつきが出る可能性が2

 最終的にはどんなバットを使うにしても、バットにボールを当てる基礎的な打撃スキルがなければ意味がない。魚雷バットはあくまで“補助装備”であり、選手の持つ技術力こそが本来の勝負を決める要素であることに変わりはない。

魚雷バットと野球規則の関係(NPB・MLB)

1. NPBでは2025年春から公式戦で使用可能に

日本野球機構(NPB)の規則委員会が、魚雷バットの使用が公認野球規則に抵触しないと判断。

2025年シーズン開幕前に12球団に通知され、正式に使用が認められた。

2. 野球規則の主なバット基準(抜粋)

バットの長さ: 最大86.4cm(34インチ)

太さ: 最太部で6.6cm(2.61インチ)以下

形状: 「なめらかな円い棒」と記載されているが、完全な円筒形である必要はない(解釈の余地あり)

 3. 魚雷バットの形状は「円い棒」と解釈される範囲内

「バレルが太く、手元が細い」形状でも、断面が滑らかで連続しており、先端が鋭利でないため、公認野球規則に適合。

NPBの規則委員会が実物を検討し、「ルール上問題なし」と結論。

 4. MLBでも禁止ではなく、選手が自由に選択可

現時点(2025年)でMLBはこの形状のバットを明示的に制限していない。

ヤンキースなどが積極的に導入中。MLBも公認器具として黙認の立場。

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  1. 話題のトルピードバットの効果、MVP大谷翔平、アーロン・ジャッジの反応は. (2025). Retrieved 13 April 2025, from https://www.mlb.com/ja/news/torpedo-bat-ohtani-judge-reaction?utm_source=chatgpt.com
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